楽天モバイルの法人契約と他社の料金プラン&サービスを徹底比較
現在では、楽天モバイルを始め多くの業種のMVNOが法人契約に対応し、様々なサービスを提供しています。
さらに、現在では普通の携帯キャリアのような定額サービス、いわゆる「かけ放題」のようなプランまで展開し、月額料金では大手キャリアを脅かす存在となっています。
そこで、気になるのが「どの格安スマホが一番お得なの?」と、誰でも気になる最安値ですね。
ということで、ここからは定額サービスを行っている楽天モバイルを含めて他4社、料金プランと定額サービスプランをご紹介いたしますので、サービスや価格の面から比較してみてはいかがですか。
目次
1、楽天モバイル法人契約の料金プランおよび通話定額プランのご紹介
それでは、この後も控えているので、楽天モバイル法人契約の料金プランと通話定額プランについて簡単に触れていきましょう。
◇料金プラン
料金プランは、「通話SIM」、「050データSIM(SMSあり)」、「データSIM(SMSなし)」と3つのSIMカードの種類に加え、月間のデータ容量に応じて高速通信無しのベーシックプランをはじめ、利用になる容量にあわせて6種類のデータプランを組み合わせることができます。
ブラン | 通話SIM | 050データSIM (SMSあり) |
データSIM (SMSなし) |
---|---|---|---|
ベーシックプラン | 1,250円 | 645円 | 525円 |
3.1GBプラン | 1,600円 | 1,020円 | 900円 |
5GBプラン | 2,150円 | 1,570円 | 1,450円 |
10GBプラン | 2,960円 | 2,380円 | 2,260円 |
20GBプラン | 4,750円 | 4,170円 | 4,050円 |
30GBプラン | 6,150円 | 5,520円 | 5,450円 |
(楽天モバイル 法人契約参照)
◇通話定額プラン
通話定額プランの大きな特徴として、同一プランであれば法人の契約番号全体で通話定額時間を分け合えることが可能ということと、通話定額分を超えた場合でも、30円/1分で通話ができることです。
通話定額プラン名 | 月額 | 定額分 | 定額分超過時 |
---|---|---|---|
プラン600 | 600円/月 | 通話時間60分(1,800円分) | 定額分を超えても 30円/1分 で通話が可能 |
プラン1200 | 1,200円/月 | 通話時間約133分(4,000円分) | |
プラン1800 | 1,800円/月 | 通話時間約216分(6,500円分) |
(楽天モバイル 法人契約参照)
以上が楽天モバイルの料金プランと通話定額プランですが、組み合わせて利用することで大幅な通話コストの削減が期待できるサービス内容になっています。
では、他社はどうなっているのか?次の項で詳しく。
2、定額サービスを行っているMVNO4社の特徴や料金プラン比較
楽天モバイル法人契約の料金プランを見ていただいたところで、比較として、法人向け定額サービスやかけ放題サービスを行っている、
以上、4社のサービスの特徴や料金プランおよび定額プランの内容をご紹介いたします。
➀Y!mobile
Y!mobile(ワイモバイル)は、2015年にソフトバンクモバイルに吸収合併されたソフトバンクグーループの移動体通信事業者となり、特徴は一般的なMVNOと違いキャリア回線を借りずに自社の回線を用いてサービスを提供していることです。
料金プラン内容も、スマホ用に3種類、ケータイ用に2種類のプランが提供されており、利用状況に合わせて選択が可能になっています。
また、通話が多い方向けに「スーパーだれとでも定額」というオプションサービスも用意されています。
■料金プラン
スマートフォン用料金プラン
・スマホプランS:メールとWebが中心の方向け
・スマホプランM:アプリを頻繁に使う方向け
・スマホプランL:とことんスマホを使う方向け
ケータイ用料金ブラン
・ケータイプラスSS:通話のみご利用の方
・ケータイベーシックプランSS:データ通信をご利用の方
(Y!mobile法人のお客さま参照)
■通話定額プラン
Y!mobileでは、オプションプラン「スーパーだれとでも定額」月額料金1,000円があります。
これは、「スマホプランS」「スマホプランM」「スマホプランL」または「ケータイプランSS」に当オプションサービスを追加すると、他社も含めたすべてのスマートフォンやケータイ、固定電話への国内通話が、時間・回数の制限なく無料で利用できるようになります。
このように、ワイモバイルではスマホ、ケータイに対応した料金プランと、なんといっても「スーパーだれとでも定額」を追加することで、時間・回数が関係なく無料になるサービスは非常にお得だと感じます。ただし、スマホのデータ使用量は7GBまでと選択肢は少なめです。
➁BIGLOBESIM
BIGLOBE SIMは、老舗インターネットプロバイダーであるBIGLOBEが、格安SIMサービスを展開しているもの。
MVNOは近年増加していますが、BIGLOBEは古くからサービスを展開しており、契約者数も多くシェア率も高い格安SIMです。
BIGLOBEが提供するMVNO「法人向け格安SIM・スマホ」は、使いたいデータ容量ごとに料金プランが選べます。
また、サービス利用開始月の月額料金は無料です。
■料金プラン
データSIMと音声通話SIMの2種類のSIMカードから、使いたいデータ容量ごとに料金プランが選べます。
また、現在対象期間(2017年6月1日~2017年10月1日)に新規にお申し込みの場合、月額料金より6ヶ月間200円/月値引きします。
■通話定額プラン
BIGLOBE SIMでは、通話サービス「BIGLOBEでんわ」を提供しており、その中に選べる2つの通話オプションがあります。
・「通話パック60」
1,200円分(最大60分)の国内通話が650円(BIGLOBEでんわで通話した場合)の通話が可能しなっています。
制限いっぱいの60分間の電話をかけられ、1ヶ月あたり550円分お得になります。
・「3分間かけ放題」
月額650円で3分以内の国内通話なら何回でもかけるものです。
以上2つのタイプから利用状況に合わせて選択が可能となっています。
このように、BIGLOBE SIMでは楽天モバイルのような「050データSIM」はないものの、その他は同じように料金プランなってあり、通話定額も2タイプから選択でき、社内連絡など短い通話が多い法人にとっては嬉しいオプションサービスだと思います。
➂OCNモバイルONE
「OCNモバイルONE」は、NTTコミュニケーションズが提供している格安SIMサービスとなり、その信頼性から高いシェア率を誇るプロバイダーということもあり、格安SIMのサービスも優れたものになっています。
利用状況に合わせた通信容量別のプランに、1日単位や月単位のものがあるといったように、様々なプランの中から選択出来るといったことがOCNモバイルONEを利用する大きなメリットと言えます。
■料金プラン
利用形態に応じて5つの料金コースから選択が可能になっています。そのプラン内容は以下の通りです。
■通話定額プラン
OCNモバイルONEでは、誰でも使える50%OFFとなる「OCNでんわ」のオプションサービスに「10分かけ放題」があります。
月額料金850円で、1通話あたり10分以内の国内通話であれば何度でもかけ放題になるオプションになっています。
また、10分を過ぎた場合の通話料は10円/30秒がかかります。
➃もしもシークス
もしもシークスは、エックスモバイルが展開しているドコモ系の格安SIMサービスです。
MVNOでは初めて、iPhone端末のセット販売を開始して話題を集め、音声プランに強みを持つMVNOで、iPhoneとのセット販売も提供されています。
また、手頃な価格で利用できる2つの「かけたい放題プラン」など、音声プランに強みを持っており、料金プランもかけ放題とセットでの利用となります。
■料金プラン&通話定額プラン
料金プランは基本料金980円に、「かけたい放題ライト」と「かけたい放題フル」の2つの選択肢に分かれ、あとは利用するデータ容量を選択行くスタイルになっています。詳しくは以下の通りです。
(もしもシークス法人専用参照)
以上のように、いままでの4社とは違った料金形態になっており、かけたい放題のライトがフルで分かれ、あとはバケット定額分を選択していくので、利用ニーズに合わせやすいプラン内容になっていると思います。
また、基本料金980円~は、格安スマホの法人契約の中では最安値となっています。
3、まとめ
今回は、楽天モバイル法人契約の料金プランとともに、「Y!mobile」、「BIGLOBE SIM」、「OCNモバイルONE」、「もしもシークス」の以上4社の料金プランと、かけ放題または定額プランをご覧いただきましたが、違いだけでも比較していただければと思います。
ご紹介した通り、各社ともに趣向を凝らしたプランを提供しているので、一見しただけではコレ!といった決め手に乏しいと感じますので、楽天モバイルを含めて色々な要素を比較して導入することが大切ですね。